気功の話


◎ 謝辞功(しゃじこう)

 横浜の教室に通って来てくれるRさんは謝辞功をお風呂でやるそうです。
 確かに寝る前は気功体操をしたり、数息観や願望達成瞑想をしたり、祈願をしたり、それぞれ結構やることがありますから...
 次の朝起きて「あ!あれやるの、忘れた!」なんてことになりがちです。
 そういう意味でお風呂タイムを何かに利用するのって、良いことですよね。
 特に身体を洗ってさっぱりした後、ゆったり湯船につかって謝辞功をやって上がったら、文字通り心身共に爽やかです。

 私は深い定(じょう)の中で謝辞功をやるのが好きです。
 場所や時間は問わないのですが、スッーと定に入って謝辞功をします。
 最初は謝辞功をやっているうちにいつの間にか定に入っていたのですが、いまは味をしめて「謝辞功=定に入ってやる」という図式が出来上がっています。
 この状態でやっていますと、周りに何もなくなって、自分とことばだけになります、スッーと自然に。
 そしてそのうち自分の身体もスッーと自然になくなって、自分の実態とことばだけになります。
 この感覚が素晴らしく好きです。
 錫杖を振っている時の感覚にも似ています。
 そして、やがて、ことばと私が一つになります…


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