提陰呼吸法(ていいんこきゅうほう)

 
 尿漏れが心配だという30代の女性からのリクエストにお応えして、症状を改善のための功法を掲載いたします。
 
 加齢やお産のために尿道の周りの筋肉の力が弱くなり、くしゃみや咳のとき、また重いものを持ったりしたときなどに急に腹圧が高くなり、少し尿が漏れてまうことがあります。
 これは病気ではありませんが、なんとも気になる不快な症状です。

 提陰呼吸法は逆腹式呼吸しながら、吸気に合わせて前陰(尿道口)と後陰(肛門)を丹田に向けて引き上げることで下腹部の気の充実を図りながら、膀胱や尿道の周りの筋肉を鍛えるものです。
 この功法で、是非、不快な症状を改善し、爽やかな毎日をお過ごしください。

 @ 背筋を伸ばし顎をひいた姿勢で立ち、全身の力を抜いてリラックスします。

 


 A 両手は軽く握り、吸気とともに、上へ上げます。

 


 B 息を吸い続けながら、顔の高さあたりから手を開き、掌を上に向けて頭上まで上げます。

 


 C AとBのとき、下腹、前陰、後陰は丹田が吸い寄せられます。下腹はへこみ、前陰と後陰は上へ上がるイメージです。

 D 呼気とともに、両手を下に下ろし、下腹、前陰、後陰、そして全身をリラックスさせます。

  


 E A〜Dを20〜30回繰り返します。

 ※呼吸は気功の基本呼吸(鼻から吸い口から吐く)です。

 ※予防のためには上記を1日1回、症状改善のためには1日2回以上行なうことをお勧めいたします。



ネットで気功へ戻る


|topへ戻る|